アラフィフ 瞑想のススメ

海は1年ほど前に瞑想を始めた。

理由は「本当の自分」というものに辿り着きたいと思ったから。

「本当の自分とは・・・?」

無意識の中にある自分。

自分の無意識の中にある感覚や感情を知りたかった。

人には顕在意識と潜在意識をもっているという。

いつも使っているのは顕在意識だ。

突然閃いたことや、自分の意識とは別なところで行動したことは、きっと潜在意識だと思う。

そんな体験をいっぱいしたいと思っている。

瞑想をするのにはお金はかからない。

興味が出たものそしてお金のかからないことは、なんでもやってみるのが海だ。

嫌だったらすぐにやめれば良いのだから・・・

 

我流瞑想の失敗

海はインターネットで瞑想のやり方をいろいろと調べた。

呼吸法1つにしてもたくさんのやり方がある。

なんとなく出来そうな瞑想の方法を1つとって試すことにした。

部屋を暗くし、音楽を流し、自分が瞑想に浸れるような環境を作った。

最初はなんだか上手く行っているような気分だった。

「自己流と我流の違いって知っている?」

海がギターを習っていた時に先生から聞かれた。

「同じじゃないの?」

そんなに違いはないと思っていた。

「自己流というのは、基礎がしっかりできていて、そこから自分流にアレンジすること。我流はただ好き勝手にやっているだけ。我流でいくらやっても上達はしないよ。」

この言葉を思い出した。

海は瞑想を我流でやっていたのだ。

きちんとした知識も認識もなく、ただ目をつぶって呼吸をして、なんとなく宇宙をイメージして、自分は瞑想をしているって気分を味わっていただけだった。

毎朝、毎晩やっていても何も変化も起こらず「これで良いのかな?」という疑問が出てきて、なんとなくやめてしまった。

 

基礎を身につけてからの瞑想

ある日、パーマカルチャーという農法をインターネットで調べていた。

持続可能な農業というパーマネント・アグリカルチャーの略で、もともとは日本の人が世界に広めた農法だ。

残念なことに、今は日本よりもオーストラリアやアメリカでの方が認知度も高く人気だ。

海は将来パーマカルチャー的な生活をしたいと思っている。

そんな時、ある人のブログに辿りついた。

なかなか面白い経歴の人のブログで、しかも面白い生き方をしている。

日本ではラジオのナビゲーターをやっていて、タイでパーマカルチャーをやり、コスタリカでシングルマザーで子育てをしているという人だった。

彼女はブレスワークという活動やヨガ、そしてオンラインで瞑想を教えていた。

海は彼女にとても興味をもった。

そして彼女のオンラインの瞑想レッスンを受けてみることにした。

ビギナーコースが¥5000弱で手頃だったのも、やってみようと思った理由だ。

彼女はとても可愛らしい容姿だが、声は少し低めでとても落ち着いていて心地良い。

まずは呼吸のレッスンからだ。

呼吸法だけでもいろいろあって面白い。

だんだん集中していっている自分がいる。

ビギナーコースは合計7回。

1回終わるたびに、彼女に質問をするとアドバイスをもらえたりする。

「潜在意識に辿りつきたけど、どうやったら良いですか?」

 すると返ってきた答えは

「こうしたい、ああしたいという気持ちはいらないですよ。”今ここ”に意識を向けて、身を任せていれば良いのです。」

"今ここ”に意識を向けることはなかなか難しいのです。

 

瞑想のススメ

7回のレッスンが終わり瞑想の基礎が身についた海は、毎朝の日課としている。

瞑想のおかげで1日のリズムができて、とても充実したスタートが切れる。

海はだいたい4:30か5:00の起床だ。

時間を気にせず瞑想をするために、朝の時間をたっぷりとっている。

休みの日でも同じ時間に起きるので、1日に使える時間がたっぷりとある。

呼吸が整っているおかげで睡眠の質が良いのか?朝は目覚まし時計に起こされずにスッキリと起きられる。

 

腹式呼吸は腸を正しく動かすのか?お通じがとてもスムーズだ。

もともと便秘ではなかったが、さらに気持ちよく排便できるようになった。

瞑想を始めてすぐにトイレに行きたくなることも結構ある。

 

海にとって一番の瞑想の効果は、気持ちがとても安定してきたことだ。

感情に振り回されなくなった。

呼吸は自律神経と深い関係がある。

怒っている時や不安な時には呼吸は浅くなり、リラックスをしている時には深くなる。

交感神経と副交感神経のバランスが悪くなると精神的に不安定になったり、病気の引き金になったりする。

瞑想=腹式呼吸のおかげで自律神経が整ってきたのか?

感情的になることがなくなった。

いらいらしたり、怒ったりする負のエネルギーを使うととても疲れる。

精神的な疲れがなくなったのは、海にとって最高に心地の良いことだ。

 

海にとって瞑想は、今では1日のスタートに欠かせない大切な日課だ。

毎日の瞑想は、その日の海の心のバロメーターだ。

どんなに呼吸に集中しようと思っても出来ない日もある。

頭の中でいろいろと考えてしまって、考えを止めようとすればするほどその考えが頭から離れない。

そういう「今日」の自分に気がつける。

「こんなことを気にしているんだ。このことがちょっと心の負担になっているんだな」

そんなことを感じながら、解決法を見つけ出すこともできるようになってきた。

呼吸に集中できる日は、迷いや心に残っていることが何もないという証拠で、とてもハッピーな気分で1日がスタートできる。

まだ「潜在意識=本当に自分」はどんなものか掴めていない。

しかし、自分の思い通りに物事が進むようになってきたような気がしている。

もしかしたら、「今の海」は潜在意識に動かしてもらっているのかもしれない。 

瞑想効果か?

 

追記

瞑想に興味がある人にオススメのオンラインコース

imakoko.teachable.com