4月に入ってからアメリカ東海岸は、夏のような陽気が多くなってきた。
アメリカに住み出してからいつも思うのは、アメリカの気候は極端であるということ。
一雨ごとに・・・という徐々に季節が変化する日本と違い、一気に暑くなったり寒くなったりする。
暖かくなってから一気に、働いている農場も忙しくなってきた。
今まではハウス栽培がメインだったが、露地栽培がスタートだ。
ボスのマットがトラクターで畑を耕し、そこに種を蒔いたり苗を植えたりしていく。
農場が忙しくなるということは、自分の畑も忙しくなるということで、週7日、体を休めることなく毎日農作業をしている。
農アスリートとして、シーズンがはじまった感じだ。
動物の体は冬に脂肪を溜め込み、春から動き出すことによって脂肪が少なくなっていく。
人間も冬よりも夏の方が痩せやすい。
農アスリートの海の体は、暖かくなってきたら体重が増えてきた。
食べる量は変わらないし、動く量は増えている。
「毎日それだけ動いているのに体重が増えているの?」
夫の空から言われた。
体重が増えても体が重たいとは感じない。
ということは・・・
筋肉が増えたのかもしれない。
筋肉は脂肪よりも重い。
肉体労働が増え、筋肉の量が増えた分だけ、体重が増えてきたのかもしれない。
冬よりも働く時間も長くなり、しかも休みなしで働いているのに、疲れが残っている感覚はない。
どんなにヘトヘトで帰ってきても、30分から1時間ほど寝ると疲れが取れる。
今までなら仕事や自分の畑の農作業から帰ってきてから夕ご飯の準備をするなんて無理だと思っていたが、今は週に1、2回、週末できる時は準備をする。
主夫をやってくれている空もたまにはお休みが必要だ。
そしてたまには料理をしないと、腕が鈍ってしまう。
今は体を休めるよりも、動いていた方が楽だという体にシフトしている。
思い返してみると、体重が増えてからの方が体がとても楽だ。
50代になっても、こんなに毎日体を動かせるなんて・・・
まだまだ行ける(笑)