筋肉痛と肉体疲労は別物だった!!

子供の頃から体を動かすことが大好きで、特に中学、高校で部活をしていた頃は、筋肉痛が日常だった。

なんとなく、筋肉痛=肉体疲労だと感じていた。

48歳で肉体労働をしている今、毎日きちんと体のケアをするようになった。

元気に楽しく働くためには、体が思うように自由に動くことが前提だからだ。

毎日、朝晩のヨガで体の隅々をチェックしている。

 

働いている農場は夏の繁忙期が近づいてきて、やってもやっても仕事が終わらない日が多くなってきた。

ちょっと前なら、やろうと思っていた仕事を同僚のメキシカンのフェルミンがやってくれていることが多かった。

フェルミンは先週から、1日14時間そして日曜日も働きだした。

野菜たちは待ってはくれずにどんどん成長してしまうから、毎日のように収穫をしている。

海は毎週レタスの種を撒き、苗作りをしている。

大きくなったらハウスの中に植え替える。

外の畑に植えると、鹿にみんな食べられてしまうからだ。

どんどん苗が大きくなっているのに、なかなか植え替える時間がなかったが、先日やっと時間ができたので、植え替え作業をやった。

まずはベッド作りだ。

土に栄養をと、一輪車でコンポストを運びベッドを3畝作った。

次の日は全身筋肉痛。

でも意外なことに、筋肉痛なのに体が軽い。

自分の体を毎日きちんとチェックしているので、体の違いが良くわかるようになっている。

肉体疲労が残っている時は、とにかく体が重たくて動かすのが億劫だが、今回は筋肉は痛いが体がスムーズに動くしとても軽い。

こんな感覚は今まで感じたことはなかった。というよりも、自分の体に向き合っていなかったから、気がつかなかっただけだろう。

 

家に帰るとヘトヘトでおばあちゃんのような動きになっているが、職場では元気いっぱいだ。

「海は週末のファーマーズマーケットに行っているの?」

メキシカンのメルセデスに聞かれた。

ファーマーズマーケットは若いフレッシュな子じゃないとダメみたい」

「ハハハ、海は若いよ!!」

「私も若いと思っているけど、数だけは48だからね。もう若くないみたいだよ」

 

しょっちゅう具合が悪いと言って仕事を休む若者たち。

きちんと体のお手入れをすれば、まだまだ元気に肉体労働ができる48歳。

肉体年齢は海の方が若いかもしれない。

最近、夫の空から「海の腕がどんどん太くたくましくなっている」と言われている。

指もむくんで太くなって、結婚指輪がきつくなってきた。

「ごめん、指輪外すね」

指輪は誓いのためのものだと思っているが、もう指輪をしていなくても硬い絆が出来ているから大丈夫だ!!