愛とエネルギーを感じる元気な野菜

週に1回、ファーマズマーケットに買い物に行っている。

野菜、卵、キノコ類、そしてリンゴ。

農家の人から直接買うのは、鮮度と美味しさがぜんぜん違う。

海が働いている農場もここのファーマーズマーケットに出店している。

2年前までは、たまに売り子として立っていたが、今は若くて可愛い大学生のアルバイトの子たちの仕事になっている。

ファーマーズマーケットは楽しい、元気がもらえる。

大都市と違って規模はとても小さい分、すぐに顔を覚えてもらえて常連になれるが嬉しい。

アジア人が少ない土地柄なので、目立つのもあるかもしれない。

 

お気に入りのファームで買う野菜

ファーマーズマーケットには、海が働いている農場を入れて野菜のベンダーは4件。

お気に入りのファームは家族でやっているHeirloom(原種)のタネにこだわった農家だ。

スーパーマーケットで売られている野菜はほとんどF1種(掛け合わせ)の野菜たちだ。

食べ物、食べること、ガーデニングが好きな夫婦が友達と始めたファーム。

ここの野菜はぜんぜん違う。

香り、包丁を入れた時の感覚、そして何よりも味。

ちょっと寂しいことだが、海が働いてる農場の野菜たちよりも美味しい。

海が働いている農場は数倍もしかしたら、数十倍大きい。

規模のせいなのか?愛情のかけ具合なのか?野菜たちの元気さが違う。

ファーマーズマーケットの他のファームの野菜も買ってみたが、残念な気分になって買うのをやめた。

そして何よりも嬉しいのが、旬を感じられることだ。

日本でも最近は旬を感じることは少なくなってきたが、それでもまだまだ季節の野菜が楽しめる。

小さなファームでは顕著に旬を感じられる。

当たり前だが、欲しくてもシーズンの終わった野菜はない、買えない。

逆に旬を知らなかった野菜たちの存在を教えてもらえる。

「新生姜って今の時期なんだ」

ブロッコリーって本当はこの時期にできるんだ」

スーパーマーケットには1年中ある野菜の旬を知る。

ここのファームの野菜のおかげで、料理をすることが今までよりもっと楽しくなった。

 

アジアの野菜がポピュラーに

海が働いている農場では、夏には「ししとう」を大量に出荷している。

名前も「Shishito pepper」だ。

アメリカのレストランでも人気のメニューらしい。

お気に入りのファームでもししとうは人気みたいだ。。

最近はでは日本のカブ、タアサイ、大根、白菜も作っている。

先日カブを買ったのだが、びっくりするほど甘くて美味しかった。

夫の空は

「これがカブの味?こんな美味しいのを食べたことがないよ」

と言っていた。

都会に住んでいた頃は日本の食材屋さんがあり、日本の野菜を買うのに困らなかった。

5年前にこの田舎町に引っ越してきたときは、手に入らない野菜が多くて困った。

田舎の人たちもだんだんと健康に対しての意識が高くなってきたようで、スーパーでもオーガニックの野菜のコーナーが出来たり、大きくなったりしてきた。

ファーマーズマーケットもお客さんの数が5年前に比べてだいぶ多くなっている。

もっともっとアジアの野菜が簡単に手に入るようになるともっと嬉しい。

 

ファーマーズマーケットで買ったもの

ファーマーマーケットでの今日の収穫。

ケージフリーの卵(12個入り)$4

エリンギとマッシュルーム $9

このキノコ屋さんでは、いつも椎茸を買う。ときどきちょっと高いが、なめこも売っている。

ふじリンゴ(5個入り)$5

白菜、ブロッコーリ2株、カブ、キャベツ $13

人参、カリフラワー(働いている農場から無料でもらった)

大収穫だった。

冷蔵庫の中が野菜でいっぱいだと嬉しくなる。

何を作ろうか?考えるのが楽しい。

 

ファーマーズマーケットで農家の人と会話をしながら買い物をするのが、何よりも元気になるし健康的に思える。

接客好きの海は、本当はファーマーズマーケットの店頭に立ちたい。