畑の作付け計画書を作ってみた

 

農業の勉強がしたくて、5年半前に大都会からこの田舎町に引越しをしてきたが、なかなか思い通りには行かずに時が流れてしまった。

6代続くアメリカ人オーナーの大きな農場で働かせてもらっているが、メインで働いているのは水耕栽培のハウスの中。

レタス工場の流れ作業の一員のような感覚で、農業をしている感覚はまったくない。

この5年半の間で、露地栽培のお手伝いも少しはさせてもらったが、担当のマネージャーが変わったり、海が日本に帰ることも多くなり、なかなか農作業を学ぶことが出来なかった。

1年半まえくらいから一緒に働き出したヘザーは、実家が農家で自身も13年の経験を積んでいる。

農作業を勉強をしたいということを彼女に伝えてから、2週間経ってようやくことが動きだしてきた。

今まで彼女の元で働いていた学生のアルバイトの子たちが一気にコロナにかかり仕事に来られなくなったことをきっかけに、海が彼女の仕事を手伝いを始めた。

「卒業を控えている学生の子たちはいつまで働けるかわからない。これから夏の繁忙期の準備に向けてきちんとした相棒が必要なんだ。海、一緒に働いてくれるかな?」

「もちろん!!」

ということで、やっと念願の農作業を学ぶ環境が整った。

作業場から一番近い場所にヘザー専用の畑を作るらしい。

ここにはレストランやファーマーズマーケットで売る野菜を作っていく予定らしい。

コンパニオンプランツとかも勉強したいんだよね」

「これから作る畑でいろいろ試してみるといいよ。自由に使っていいから、なんでも挑戦してみて」

こんなことを言ってくれた。

早速Google先生にいろいろ聞いてみた。

まずは、自分の作りたい野菜を選ぶ。

仲間ごとに分けて作付けプランを立てる

こんなことを教えてもらった。

自由に使ってもいいよと言われても、アメリカ人も好む野菜をつくらないと売れない。

海が食べたい野菜と、売れそうな野菜、そしてこっちで買えるタネを調べて作付け計画書を作ってみた。

ヘザーの反応が楽しみだ!!