4月になってやっと暖かく、太陽が出る日が多くなってきた。
農場の仕事はだんだんと忙しく夏野菜の種まき、育った苗の植え付け、そして温室の中で育っている野菜たちの周りの草むしり。
野菜の成長と共に、雑草の成長も早い。
海の仕事は今のところ、月、火、水が忙しく草むしりの時間がない。
土、日を入れて5日間も放っておくと、あっという間に雑草がすごいことになっている。
時間があったある日の午後、3時間草むしりをした。
一度始めると、自分で決めたゴールまで達成しないとなかなかやめられない。
気がついたら3時間経っていた。
「腰が痛〜い!!」
次の日に「腰痛防止の草むしりの姿勢」をグーグル先生に聞いてみた。
するとポイントは背筋を伸ばすことだった。
草むしりの姿勢は、腰や背中を丸めてしまうが、それが腰痛の原因だ。
それでも続けている朝、晩のヨガのおかげで腰痛は長引かない。
「昨日は草むしりの後、腰が痛くて大変だったよ。でもヨガのおかげで今日はスッキリだよ」
農場のマネージャーでヨガのインストラクターでもあるヘザーとこんな会話から朝が始まった。
「マラーアーサナ(花輪のポーズ)が良いよ。背筋を伸ばすことが大切だよ。この姿勢で草むしりをすると、だいぶ腰痛防止になるよ」
ヘザーは、農業に従事する前はフィジカルトレーナーをしていたので、ヨガのこと以外でも体のことはとても詳しい。
後日、花輪のポーズで草むしりを2時間やってみた。
ぜんぜん腰が痛くない。
これにはびっくりした。
姿勢を整えるだけでこんなにも違うなんて・・・
「農業をやっている人たちにヨガは本当におすすめだよ」
ヘザーがいつも言っていることだ。
農ヨガっていうのも良いかもしれない。
農作業の辛い動作をヨガのポーズを取り入れて軽減したりしたら面白い。
農作業の後のヨガも、体のメンテナンスのためにとても効果的だ。
この花輪のポーズのおかげで今までよりももっと、草むしりを楽しめるようになった。
ヨガのポーズは農業にとって最強だ!!