人間の脳というのはあまり頭が良くないらしい。
何を言っているの?と言われそうだが、脳は情報の伝達には優れているが、その情報と感情は繋がっていない。
良いことを考えても、悪いことを考えても脳はそれをただの情報として処理をし、それを現実として体験させてくれるらしい。
元々お気楽で楽天主義だが、このことを知ってからますます悪いことを考えなくなった。
悪いことを思ってそれを体験するなんて嫌だ!!
畑で一緒に働いているMさんは、脅迫障害という精神的な病気を持っている。
気になることは頭から離れなくなるらしい。
畑の同僚のメキシカンの子がコロナに感染して仕事を休んでいる。
「怖い、怖い。もし自分がコロナにかかって、家族に移したらどうしよう?特に息子に移したら、仕事に行けなくさせちゃうし・・・」
Mさんは3人の子供のお母さんで、一番上の息子さんだけ社会人で下の娘2人はまだ学生だ。
「Mさん、大丈夫ですよ。あまり怖がらない方が良いですよ。怖いと思っていると引き寄せの法則で怖いを引き寄せちゃいますよ」
Mさんは旦那さんとPCR検査の予約をした。
とにかく自分たちが感染をしていないことを確かめずにはいられないのだろう。
仕事の休みの日曜日、Mさんから連絡が来た。
「ドライブスルーで検査を受けて今結果がメールで送られてきました。陰性でした。」
その数分後、また連絡がきた。
「息子が具合が悪いという連絡が来たのでクリニックに連れて行きました。熱が上がってきて、インフルエンザとコロナのテストを受けて、インフルエンザは大丈夫だったんですけど、コロナの結果は数日かかるそうです。結果が出るまで仕事を休みます。」
一番心配していたことが現実になってしまった。
Mさんが 怖いを口に出した5日後のことだった。
良くない思考も現実になる
を目の当たりにした。
いつも楽しいことばかり考えて、もっとお気楽に、もっと幸せに軽やかに生きていくぞ!!