得意と不得意の感覚の違い

整理整頓があまり得意ではない。

だから物を買わない。

買い物はすぐになくなる食べ物だけだ。

夫の空は整理整頓がとても得意だ。

彼は物をいっぱい持っているが、とても上手に収納しほとんど邪魔にならないので、文句もない。

たまにキッチンや冷蔵庫がとても綺麗に整頓されている時がある。

空は料理はほとんどしないが、いつも綺麗に片付けてくれる。

得意不得意はだれにでもある。

 

「私はオーガナイズが得意!!」

一緒に仕事をしている21歳のサラが珍しく主張した。

作業場をもっと使いやすくするために、この冬の暇な時期に掃除を始めた。

「私はあまり得意じゃないから、掃除を中心にやるね。なんでも私に指示してね」

お母さんのような年齢の海は、サラに任せてみた。

「・・・・・」

オーガナイズは機能的じゃないと意味がない。

ただ物を並べているサラに口出しをしてしまった。

「同じ種類のものをまとめて、箱に入れていこうよ。誰が見てもわかるように、何が入っているか箱に書いていこうよ」

オーガナイズが苦手な海の方が、上手な気がする。

年齢(経験)の差なのか?アメリカ人と日本人との感覚の差なのか?

得意、不得意はあまりあてにならないということがわかったのである。