最近、人間の勉強をしている。
とはいっても、ただ農作業中にYouTubeをラジオ代わりに聴いているだけである。
冬の閑散期のこの時期働いている人は少ない。
ほぼ1日中一人で作業しているから、今はスマホが相棒だ。
泥だらけの手でスマホをできるだけ触らなくて良いように、1時間以上の動画を見つけて聴いている。
不思議なことにYouTubeからは、まったく知らない人の動画が出てくる。
きっとインターネットで調べたことが引き金となって、いろいろな情報を提供してくれるのだろう。
考えるとちょっと怖くなる。
最近お気に入りのチャンネルは、eumoというコミュニティ通貨を作っている会社のチャンネルだ。
月に1度ゲストを呼んでライブ発信をしている。
そこに出てくる人たちがとてもユニークで興味深い。
そこからまた、いろいろな人の動画が広がる。
宇宙文明の記憶を持っている人、ギフトエコノミーの中にいる人、フィジーで暮らしている人、お金の専門家、森の中での体験を伝えている人、パーマカルチャーを広げている人、ニートの人、農業から新たな発信をしている人・・・など。
自分とはまったく違う価値観や生き方をしている人たちの話を聞いていると、勉強になることがたくさんある。
その中でふと思ったのが、「世の中には良い人も悪い人もいない」ということだ。
良い人と悪い人と言う時に、「自分にとって都合の」という表現を使うとわかりやすい。
まさに自分にとって都合が良い人が良い人で、都合が悪い人が悪い(嫌な)人になるのだ。
好き嫌いとは違うのだ。
好き嫌いはどちらかと言えば、気が合う人、気が合わない人というほうがしっくりとくる。
誰にでも合う人と合わない人はいる。
でも世の中には良い人、悪い人というのはいない。
ただ、良いところ(長所)と悪いところ(短所)があるだけだ。