『備忘録』養老先生の教育論

最近はYouTubeの動画をラジオ代わりに聴きながら農作業をしている。

あまりコマーシャルの入っていない、長い動画がとても重宝だ。

バカの壁』で有名な養老孟司の講演会の動画を聞いて、とても勉強になった。

自分自身の健忘録用にブログに残しておこうと思う。

 

まずは大人がまともじゃないと、まともな子供など育つわけがないというところから始まる。

そして大人になると頭で考えることばかりして、「感じる」ことをしなくなる。

感じる力「感性」を養うには子供の時が一番。だから養老先生は幼稚園の理事長になって1年に1度、子供たちを連れて山に虫取りに連れて行っているらしい。

自然から離れることで、感性が鈍感になってしまう。

意識は頭、感性は心

頭を使うより心を使うことの方が大切なのだ。

「頭ばかり使っているとろくでもない大人になる」というのが、東京大学医学部卒業、東京大学の教授として、日本で一番頭が良い人が集まると言われている場所に長年居た人の言葉である。

「普通をみつけられるのが天才」

これが一番の衝撃だった。

アインシュタインの話を例えに出して話をしていた。

アインシュタインの最初に書いた論文を読んだことはありますか?100年前、彼が20代の頃に書いたものです。1万キロほど日本から離れたところで書かれたその論文は、今の私が読んだら当たり前のことです。今ではその当たり前のことに100年前に気がついたアインシュタインはとても普通の人です。皆さんはとても個性的な人といえます」

この当たり前のことが実はとても難しい。

なぜ地球は太陽の周りを回っているのか?

海は地球は自転をしながら、太陽の周りを回っていることは知っているが、なぜだかは説明ができない。

太陽がなければ地球上の生物は生きていけないのに、太陽のことを何もしらない。

養老先生の「当たり前のことを知らない大人」とは、海みたいな人を指す。

 

「『ナンバーワンじゃなく、オンリーワンになろう』なんて最近は言っているけど、あれはおかしい。人間はもとからオンリーワン。動物でも植物でも同じものなど何一つない。葉っぱでさえ同じ色、同じ形のものはない。それを同じにしようとしているのが人間が使っている、言葉や常識や社会というもの」

教育論で「子供の個性を生かした教育」と言われているが、教育というのは当たり前のことを教えるところだという。

東大に入ってくる子供たちはある意味、個性的過ぎる子供たちだと養老先生は言っている。

頭脳が平均値を超えている(普通じゃない)子供たちだからだ。

養老先生は東大で教鞭をとっている時、子供たちを普通に戻すことをやっていたという。

個性というのはみんなそれぞれに持っているもので違うのが当たり前なのだから、それを生かした教育などはない。

そんなことをしたら、はちゃめちゃになってしまう。

そこを大人たちが間違っているから、教育が違う方向に向いているのだという。

 

これを聞いて海は大きな勘違いをしていた自分に気がついた。

精神心理(スピリチュアル)、人間の本質にとても興味があるので勉強している。

そこで潜在意識という言葉が出てくる。

潜在意識と養老先生の言っている意識(頭)は同じ意識という言葉を使っているのに全く違う。

それに気が付かずに一生懸命、潜在意識を意識しようとしていた。

スピリチャルの潜在意識とは感性のことだったのだ

自分の中の自分という表現が一番しっくりくるのかな??

頭を使いながら潜在意識を意識しようとしていたのだから、おかしなことになる。

潜在意識は頭を使ってはダメなのだ。

忘れている自分自身を思い出し、気付き、感じることが潜在意識。

言葉というのは本当にややこしい。

なぜ人間が言葉を作ったのかというと、それぞれ違う感性を繋ぐことが必要になったから。

同じもの(言葉)を使わないと、違う人間同士が生きていく社会が成り立たなくなったからだ。

縄文人は感性がかなり高く、言葉がなくても平和に暮らしていたという。

便利なものは使い方を間違えると、大変なことになる。

言葉しかり、車、コンピューター。

使い方を間違えると人を傷つける。

便利なものは幸せのために上手に使いたい。

 

まとまりがなくなったがこのブログは自分のため、勘違い、気付きを忘れないように残しておきたいことだ。

読んでくれた人は???だったかもしれないが、読んでくれてありがとうございます。