ガソリンの値段がすごいことになっている。
日に日に上がっている感じがする。
これを書いている現在では、レギュラーでも$4.29だ。
1 GAL $1以上高くなっている。
「このままガソリンの値段が下がらないようなら、もう仕事を続けられないかもしれない」
同僚のローラは通勤に33マイル(約54km)、週に一度ガソリンを入れるのに約1日分のお給料が飛んでしまう。
海の家から職場の農場までは、約6マイル。頑張れば、自転車でも通える距離だ。
海が今乗っている車は、夫の空のおさがり。20年前のかなりおじいちゃん車なので、遠出はしないで通勤と近所への買い物だけに使う。
1ヶ月に一度ガソリンを入れるだけだが、それでもこれだけガソリンが高くなると満タンではなく、必要な分だけ入れるようにしている。
ずっと据え置きだった家賃もとうとう上がった。
去年管理会社が変わり、これから毎年契約更新で家賃も上がっていくようだ。
周りのアパートに比べると破格的に安いが、それでも今回$25上がり、毎年少しずつ上がるとなると負担が大きくなる。
今月はタックスリターンをした。日本でいうところの確定申告。
州の所得税は多めに納めていたようで約$400戻ってくるが、連邦の方は逆に$1000以上の支払いだった。
かなり痛手だ。
手取りは少なくなってしまうが、先に多めに払っておいた方がまとまった支払いにならずに済むので、職場の経理のジェンに連邦の所得税の差引き%を上げてもらうように頼んだ。
1月、2月の食費はすばらしい金額に抑えられた。
お母さんのようにいつも私たちのことを気にかけてくれるKさんから、年末、年明けにかけてかなり食材をいただいていたので、豆腐や卵など少しの生鮮食品だけを買えば良いだけで済んだからだ。
野菜は職場の農場からいただける。
3月に入って、納豆を仕込むための大豆や玄米、ランチ用の手作りオートミールクッキーに入れるパンプキンシードなどをまとめて買ったら、まだ3月上旬なのに1月、2月よりも食費が高くなっている。
アーミッシュマーケットで買っているオートミールは、約倍の値段になっていた。
1Lb $0.80だったのが、$1.50になっていた。
でも必要なものなので仕方がない。
出費が多くなってきたら、海の労働時間を増やせば良い!!
農場はこれからだんだんと忙しくなっていく。
3月になったら急に日が伸びた。
今までは出勤の時間はまだ真っ暗だったのに、今では明るい。夕方も6時すぎまで明るくなった。
そしてアメリカは3月13日に夏時間のスタートだ。
時間が1時間進む。夕方6時すぎまで明るい今だが、来週からは7時すぎまで明るくなる。
農業は季節労働なので、この時間の変更がとても大切になる。
これからまた1週間に60時間以上は働けるようになる。
空が仕事を辞めてから4ヶ月間、海の収入に合わせた生活をしていくことを心がけてきた。
今のところ赤字も出さずにとても上手く行っている。
収入が急激に減った1月2月も乗り越えられた。
田舎にいるから、そして農場で働いているから生活が維持できている。
都会に住んでいる人は、ある程度収入がないと本当に大変だろう。
アラフィフ夫婦はいつでも、どんなことが起こっても大丈夫だ。
「なんくるないさ〜」
沖縄の友人のこの口癖が大好きだ。