海のアパートには洗濯機を置ける場所がない。
週に1回コインランドリーに行っている。
アメリカに移住をしてきてから、自宅で洗濯ができたのは友人の家に居候をさせてもらっていた期間だけ。
ずっとコインランドリーにお世話になっている。
都会に住んでいた時は24時間開いていたが、さすがに田舎町はそうはいかない。
朝5時から夜11時までだ。
早朝の利用者
海は基本早寝早起きだ。
今は農場で働いているので、起床は毎朝4時半か5時。
休みの日もほぼ同じ時間に目がさめるので、そのまま起きて休日をたっぷりと楽しんでいる。
コインランドリーに行くのは人が少ない朝イチだ。
休みを有効利用するためにも、朝のうちに片付けておきたい。
寒くなってきたせいか、最近は5時ぴったりに行っても開いてない。
毎週、毎週オーナーが言い訳をしながら鍵を開けに来る。
日曜日は朝イチでも夫婦での利用者が多い。
土曜日は6時までは貸切状態だ。
6時過ぎるとポツポツと利用者がやってくる。
すべておじさんだ。
独身なのか?家庭の事情があるのか?
田舎のおじさんたちはとても早起きだ。
大きなピックアップトラックに乗ってくるおじさんが圧倒的に多い。
一人、洗濯をするおじさんの横顔はみな寂しそうだ。