日常的にお酒を飲まなくなって、もう10年以上経つ。
日本にいた時、というより、飲食店を経営をしていた時は毎日毎晩飲んでいた。
軽くグラスに1杯のビールで喉を潤し、それから黒糖焼酎をロックで・・・
お店が終わってから飲みに行くと、朝までコースだった。
唯一のお休みの日曜日は、昼間から飲んでいた。
だいたい蕎麦屋さんかお寿司屋さん。
夜は知り合いの小料理屋。
よほど体調が悪くない限りは、毎日飲んでいた。
2008年にアメリカに移住してきて最初の1年は、姉妹のように仲良くしている友人の家に居候させてもらっていて、一緒に毎晩赤ワインを飲んでいた。
今は1ヶ月に1度、飲むか飲まないかだ。
飲まないときは何ヶ月も飲まない。
お酒は飲まないと、どんどん弱くなる。
年齢もあるかもしれない。
最近は調子に乗ってワインを1本近く飲んだだけで二日酔いになる。
二日酔いが当たり前だった時は気にならなかったが、今はとても不快だ。
だから、調子に乗らないように気をつけて飲むようになった。
昔から疲れている時こそ、飲みたくなる。
1ヶ月前までパートタイムであまり働いてなかったので、飲みたいと思わなかった。
今は週に40時間以上、しかもかなりハードな肉体労働をしているので「飲みたい!!」と思うようになってきた。
肉体労働の後は、なぜかビールを飲みたいと思うから不思議だ。
あまりビールは好きじゃないのだが、農場で働くようになってから、ビールが美味しいと思うようになっている。
先日、仕事が終わってから車で1時間ほどのちょっとお洒落な街へ買い物に行った。
ちょっとお洒落な街は、オーガニックの野菜や田舎町では売っていない調味料などがある。
いつも玄米を買っているグロッサリーストアはレストランも併設していて、外のテラス席にお客さんがいっぱいだった。
バーは空いていたので、久しぶりに1杯飲んで帰ろうと思ったが、夫の空の調子があまり良くなかったので帰ってきた。
まだまだコロナを甘くみてはいけない。
ちょっとでも体調が悪い時は、家で大人しくしているのが一番だ。
「ワインでも買って帰る?」
飲みたそうだった海を可哀想だと思ったのか?空が提案してくれた。
「ビールを買おうかな?」
もう午後8時過ぎだ。
いつもなら夜のヨガを始めたり、寝る準備に入る時間だ。
この日はこれから次の日の食事の準備をしなくちゃいけない。
「ビールを飲みながら、明日の用意をしようっと」
シャワーを浴びている間、ビールを冷凍庫に入れてキンキンに冷やし「乾杯!!」
空はグラスで、海は瓶ごと飲む。
ビールの一番美味しい飲み方は、瓶に口をつけて飲むのだと思う。
そして何年かぶりかのキッチンドリンカー。
飲食店を経営をしていた時に、営業時間の後半は飲みながら仕事をしていたせいか?飲みながらお料理を作るのは大好きだ。
どんどん楽しくなっていく。
大好きなオールディーズを聴きながら、キッチンで飲みながら仕込みをするのは最高だ。
もちろん美味しい食事と共にゆっくりお酒を飲むのも最高だが、とても疲れていたりゆっくり座って飲む時間がないときに、キッチンで飲みながら料理をするのが大好きだ。
そんな感覚を思い出してしまった。
ちょっとやばいかな???
大丈夫!!
激しい肉体労働の毎日なので、二日酔いなんて言っていられない。
これからも飲むのはたま〜に。
今は飲むことよりも、毎日体調を整える方が大切だ。
体が軽いと心まで軽くなる。
日本にいる飲兵衛の友達と会えるようになるまで、お酒はたま〜に嗜む程度で・・・