物価高に負けないぞ!!

アメリ東海岸の田舎町では、2週間くらい前からガソリンの値段が少しだけ下がってきた。

それでも安かった時の倍近い値段だ。

食品の値段も少しずつ上がっている。

物によっても違うが、アメリカ人には欠かせないバター、ミルク、卵などは日本円の感覚では50円ほどの値上がり。

唯一日本食材が買えるコリアンの食材屋さんは、びっくりするほどだ。

今まで300円くらいで買えていたものが、500円もしくは600円くらいで売っているのだ。

ちょっとホッとしているのは、いつも買っている豆腐とヤマサ醤油の値段が上がらなかったことだ。

それでも日本で買う3倍の値段。

ヤマサ醤油は1リットルで約1000円($9.99)だ。

 

先日友人のKさんが約3年ぶりに、ご両親の法事と離れて暮らしている家族に会うために一時帰国をした。

そしてお土産をもってきてくれた。

「物価がとても上がっていてびっくりしたわよ。感覚的には倍くらいになった感じ。持って行ったお金がすっからかん」

これが第一声だった。

 

こういう時の農業従事者は強い!!

今は働いている農場から、そして4月から始めた自分の畑から野菜が採れる。

そして大好きなトマトが毎日ペコペコの海のお腹を満たしてくれている。

働いている農場の歩いて行ける場所に数種類のプチトマトがある。

去年まで大好きだったサンゴールドはちょっと甘すぎだと感じるようになってきた。

オートミックグレープという細長くて縞模様が入っているのが今年のお気に入りの品種だ。

「Estos muy rico」(これらはとっても美味しいよ)

去年同僚のフェルミン(メキシカン)から教えてもらったがあまり美味しさは感じなかった。

今年のはとても濃い味と甘味のバランスがよくてとても美味しい。

一口で食べるにはギリギリ、お上品に食べるには一口では無理な大きさだ。

それを毎朝10個、そして炎天下の中でバテ気味の時は甘いサンゴールドを食べている。

去年までは夫・空のために持って帰っていたが、今は自分の畑でも甘い産ゴールドが採れるので良いおやつになっている。

 

毎週ではないが、卵ももらえる。

そして一番大きいのが、空も海も少し少食になったことだ。

お米の減る量がぜんぜん違う。

毎日元気に働くにはエネルギー(食物)が必要だと思っていたが、これが間違いだということを知った。

そして試しに食事の量(玄米)を減らしたら、以前より体が軽く体力も十分。食べる量で動ける量が変わるということはない。

もっと言えば、あまり食べない方が動ける。

 

物価高、そしてこれから襲ってくるかもしれないと言われている食糧不足を回避するためには、今から庭やベランダでの野菜作りと小食になることがとても助けになるだろう。

特にアラフィフの私達は、足し算ではなく引き算で物事を考えることの方が良い気がしている。