海がアメリカに移住してきて3度目の大統領選挙だ。
1度目はオバマ大統領。
2度目はトランプ大統領。
今回は・・・
大統領選挙2日前に書いている。
30歳を過ぎた頃から少しずつ政治に興味を持つようになった。
初めて選挙に行ったのも30を過ぎてからだったような気がする。
今は、アメリカ市民ではない海は選挙権はない。
しかし今回の大統領選挙はとても気になる。
最近少しずつだが政治・経済の勉強をしていて、世の中の動きがほんの少しだけ分かってきたからだろうか?
今回の選挙ではトランプを応援している。
人格や品格はお世辞にも良いとは言えないが、アメリカ経済のことを考えるとトランプの方が断然良い。
アメリカの経済が悪くなれば日本への影響も大きくなる。
トランプはやはりビジネスマンだ。
このコロナのパンデミックの最中、経済はどんどん落ちていき、民主党ではさらなる経済の悪化は避けられない。
「飲み屋では政治の話、宗教の話、野球の話はしちゃいけないよ。」
いつ誰に言われたのか忘れたが、こんなことを言われた。
これは飲み屋に限らず、日本では一般的にその傾向があるような気がする。
何故かというと喧嘩になるからだ。
実際に海も経験がある。
海は10年間、東京でレストランというよりも飲み屋に近いお店を経営していた。
お酒好きの人が集まるお店だった。
毎週来てくれる常連さんと選挙の話になった。
常連さんはすでにかなり酔っ払っていた。
閉店近い時間だったので、海も少し飲んでいた。
そこでの会話は、どこの政党に票を入れるか?だった。
たしか、常連さんは民主党に票を入れるべきだと主張していた。
海は、選挙には行くがどこの政党にも入れるつもりはないと言った。
どの政党も、候補者も入れたいと思わなかったからだ。
強引に民主党を勧める常連さんと大喧嘩になった。
「もううちのお店に2度と来ないで!!」
「わかった、もう来ないよ!!」
酔っ払い同士の喧嘩だ。
本当にお酒が入るとつまらないことで喧嘩をする。
後日、常連さんは大人の対応で謝罪の電話をかけてきて、海も謝り一件落着。
やっぱり飲み屋ではするべき話じゃないようだ。
40歳を過ぎてからの海は、世の中のことを何も知らない自分に愕然とした。
そして、もっともっとフランクに政治の話ができれば良いなと思っている。
知らないことをもっと教えてもらいたいし、聞きたいことも山ほどある。
アメリカでは子供の頃からディベート(討論)の練習をしている。
自分の意見をしっかり、はっきり人に伝える練習だ。
こういうことをしていると、自分と違う意見の人がいるのは当たり前だということがわかる。
だから意見が違う人と討論はしても、喧嘩ということにはならない気がする。
お酒を飲んでいたら分からないが・・・
日本人はあまり自分の意見を言わない。
言うときは、それを強引に人に押し付ける傾向があるように思う。
人の考えに良いも悪いもない。
みんなそれぞれ自分の意見があっていいと思う。
それをもっとオープンに言える世の中になれば良いな〜と願う海である。