近い将来やりたいと思っていることは漠然とある。しかし、どういう風に形にしていったらいいのか?毎日のように考えている。
そんな時、海がやりたいと思っていることを全て形にしている人を発見した。
鎌倉で「ソンべカフェ」を営んでいるオーナーだ。
生まれも育ちも鎌倉で鎌倉を愛してやまない彼はカフェのオーナーだけじゃなく、鎌倉の風土を守るためにNPO法人を立ち上げたりして市民活動を行なっている。
現在の経済システムにも疑問を感じ地域通貨というものを発行し、お金がなくても回る地域や地元の人々の経済活性化なども行なっている。
彼からとても大切なことをたくさん学べる。
海の夢を現実にするためのキーワードを見つけた。
アメリカの最終目的地はハワイ。
ハワイでどんなことが出来るのか?考えるだけでワクワクしてきた。
人や物を繋ぐ存在
東京で10年間飲食店を営んでいた海は、人を繋ぐことをいつも考え実行していた。
20席しかない小さなお店だったが、常連さんがいつも集まってくれる場所だった。
カップルやグループで来てくれるのは半分、カウンター席に座るのはたいがい一人で来てくれる常連さんたちだった。
忙しくない時間は一人のお客さんの話し相手ができるが、忙しくなってくるとそんな時間はなかった。
お客さんに少しでも「楽しかった、来てよかった」と思ってもらえることを考え、話が合いそうな人や趣味が同じ人を繋ぐことをしていた。
すると自然に常連さん同士がどんどん繋がって、いつ一人でお店に来ても知り合いが居て、退屈な思いをすることがないお店が出来上がっていた。
業種の全く違う人、年齢が離れた人、すべてのお客さんは「このお店が好き」という共通点で繋がっていた。
お店を辞めて10年以上になるが、いまだにお客さん同士が繋がっていてお礼を言われることもある。
「素敵な出会いを作ってくれてありがとう」
こう言われるのが、とても嬉しい。
人だけじゃなく物も繋ぐことが出来たら・・・
ハワイに移住し、人、物、情報を繋ぐことをしたいと思っている。
持続可能な暮らし 自然と共に
5年前に大都会から引っ越し今の田舎町に住みだした頃、パーマカルチャーという持続可能な農業(パーマネント・アグリカルチャー)のことを少し勉強をした。
自然の恩恵を最大に受けて、人間も自然の一部との認識で共存していく生き方をしたいと心の底から思った。
今は6代続くアメリカ人経営の大きな農場で働いて、農を生業にしていくのは本当に難しいことを学んでいる。
世の中の経済システムの中で生きていこうとすると、お金を稼がなければ生きていけない。
経済システムから一歩抜け出し、自然と共に持続可能な暮らしをしていくためにはもっと勉強が必要だ。
暮らしをもっとシンプルに考え、衣食住を見直してハワイでどうやって持続可能な暮らしをしていくか?はこれからの課題。
空間(場)づくり
人、物、情報を繋げていくにも持続可能な暮らしをしていくにも場所がとても大切だ。
人が自然に自由に集まれる場、物が人から人へと渡っていく場、情報を集めたり発信してく場。
こんな空間(場)をつくりたい。
日本とハワイを繋ぐ、アメリカ本土とハワイを繋ぐ、ローカルと旅人を繋ぐ、そんなことがしたい。
夢はどんどん膨らんでいく。
コロナが終息し日本に帰れたら、ソンべカフェに行ってオーナーといろいろ話をさせてもらいたい。
まだ何も決まっていないのに、心はもうすでにハワイに飛んでいる。