アラフィフ夫婦、空と海のアメリカでの最終目的地はハワイ。
この先、日本に近いところに住みたいと思っている。
東海岸の田舎町から日本に帰るとなると、飛行機の2回乗り継ぎ、乗り継ぎが悪いと1泊しないと帰れない。
そして子供の頃から怪我ばかりしていた海の体は、冬になると動きが鈍くなる。
アメリカ人が仕事をリタイアするとフロリダに移住する人が多いという。歳をとると暖かいところに住みたいという気持ちがわかるようになってきた。
ハワイでどのように暮らしていくかの計画がだんだんクリアになってきた。
コロナ騒動が落ち着いたら、ハワイの各島々に行って理想のロケーションを探すつもりだ。
空はハワイの空を飛ぶことを毎日イメージしてハワイの航空図を買ってきた。
「この航空図を額に入れて飾りたいな」
「別に額に入れなくても、壁に貼ればいいじゃない?」
物を大切にしたい空はなるべく汚したくないらしいが、大雑把の海は汚れたらまた買えば良いんだから・・・と思っている。
めずらしく空がすぐに動いた。
自分の部屋からテープを持ってきて、壁に貼った。
「良いね〜!なんだかハワイが近くなった気がする!!」
リビングの一番大きな壁に大きなハワイの航空図。
なんだかこの地図を見ていると、未来の場所に吸い込まれていく感覚がする。