慌ただしいThanksgiving Holiday

海が住んでいるのはアメリカの東海岸、農業が盛んな田舎町だ。

大都会に住んでいた5年前までは、車の渋滞は当たり前だった。

夫の空はいつもイライラして運転をしていた。

ここはとてものんびりとしている。

空の運転もとっても穏やかだ。

譲り合いは当たり前、無理やり車線変更をしてくるのは、都会から来る他の州のナンバープレートの車が多い。

でもホリデー前はなんだか様子が違う。

車の量は多いし、みんないつもよりスピードを出して、日本の師走のような感じだ。

買い出し

火曜日は毎週ファーマーズマーケットに買い物に行く。

サンクスギビングデイは木曜日なので、今日は一番混雑する火曜日だ。

水曜日は買い忘れたものを買いに出る人たちで賑わう。

ファーマーズマーケットは2:30から始まるのだが、3時過ぎに行ったらいつもより人出が多い。

ベンダーの前に長い行列ができている。

ここでの買い物は毎週$40までと決めているが、今週は特別だ。

サンクスギビングデーの前なので、ベンダーの農家の人たちが少しでも潤えば・・・と野菜や卵、キノコ類はいつもより多めに買った。

そしていつもは買わないベーカリーでパンを買ったり、収益金の一部を非営利団体に寄付をしている商品を買ったりした。

スーパーマーケットは時間がまだ早いのか?思ったよりも混雑していなかった。

アラフィフ日本人夫婦のサンクスギビングデーの今年のメニューは・・・

手作り海老餃子

おでん

鯖の竜田揚げ

あと秋野菜のオーブン焼きでもしようかな?

サラダの方が簡単で見栄えも良いが、あまり食べた気にならないし体が冷えるので、ほとんど食べない。

めずらしく2人とも仕事が休みになったので、久しぶりにゆっくりワインを飲みながら

「また1年食べ物に恵まれますように」

と祈りと感謝を込めて、収穫祭を祝おうと思っている。

久しぶりに休日になったホリデー

空の仕事は1日10時間週4日勤務、月、火、水曜日休みだ。

3ヶ月おきにスケジュールが変わるのだが、平日休み、ましてや月、火、水曜日休みを希望する人などいないので、いつも希望どうりのスケジュールが取れる。

11月第3木曜日のサンクスギビングデーは 空は毎年仕事だったが、いつもよりも早く出勤して早く帰れるので毎年ちょっとスペシャルな食卓を楽しんでいた。

日本の航空業界はクリスマスや年末年始はかきいれで忙しい。

アメリカの国内線は逆で、サンクスギビング当日は飛行機の便数は極端に減り、特に午後の便は数本で終わってしまう。

この秋からスケジュールの作り方が変わり、ナショナルホリデーは平等にみんなが順番で休みになるようにしたようだ。

今週空は、4日間も休みだ。

 

農場は、ホリデーはあまり関係がない。

サンクスギビングも毎年午前中だけは仕事があった。

休みたいひとは休んでも良いので、この日に働くのはメキシカンの人たちだけだった。

アメリカ人は家族と過ごすため、ほとんど仕事には来ない。

海も去年まではなんとなく休んでいた。

今年は働こうかな?と思っていたら、お休みになった。

急に寒くなり、グリーンハウスのレタスの成長が遅くなり収穫ができないということが休みになった理由だ。

水曜日も午前中だけの半日仕事になった。

なんだかちょっとだけウキウキしている。

特にスペシャルなことをするわけではないが、やっぱり特別な休みの日はワクワクする。

 

先週くらいから巷はホリデー一色になってきた。

ラジオではまだ11月なのにクリスマスソングが流れ、近所の家ではハロウィンが終わったらクリスマスの電飾や飾り付けをしている。

サンクスギビングからクリスマスまでは、みんなちょっとソワソワする慌ただしいシーズンだ。