嬉しい悲鳴が止まらない!!
夫・空の友人オースティンから毎週たまごをもらえることになった。
オースティンのお父さんが鶏を飼っていて、毎日食べ切れないほど取れるらしい。
毎週2ダズンもらえることになった。
「海、はい、これ」
農場の同僚メルセデスが自分で飼っている鶏の卵を持ってきてくれた。
「入れ物がなかったから、これでごめんね」
プラスティックのお菓子の入れ物に、ペーパータオルに包んだ卵が12個入っていた。
海が大量のレタスを鶏の餌としてメルセデスにあげたからだ。
グリーンハウスの中の花が咲き出してしまったレタスや、大きく育ちすぎてしまったベビーリーフの苗を抜いていく作業をしているときに、「可哀想だな。もったいないな」と思い、その時メルセデスの顔が浮かんだのだ。
メルセデスは鶏とうさぎを飼っている。
もちろん食用だ。
メルセデスの義理の弟のロベルトの話では、メキシコでは子供の頃から野ウサギや野カモ、大きなネズミなどを獲って食べていたらしい。
肉は買うものではなくて、獲るのが当たり前だったそうだ。
アラフィフ夫婦、1週間に2ダズン食べるのはちょっと多いかもしれないが、二人とも卵が大好きだ。
しかもタダで頂ける。
お母さんのような存在のKさんからニラをいただいて冷蔵庫に入っている。
「空、ニラ玉が食べたい!!」
主夫をしてくれている空に頼んだ。
「今日はリクエストのニラ玉だよ」と作ってくれたのは、玉ニラだった。
ニラの量が足りない・・・
今日の夕食は海が美味しいニラ玉を作るぞ!!