車の寿命の見極め

日本ではだいたい10年くらいを目安に車を買い替えるらしい。

その理由を調べてみると、10年で車の価値が0円になってしまうことが多い。

純正の車の部品の在庫が10年までしかない。

新車登録から13年経過すると自動車税と重量税がアップする。

こんな感じらしい。

日本は税金も高いし、車検にもお金がかかるので「車を持つ」ということはとても贅沢なことだ。

 

アメリカに住んでいると、特に田舎に住んでいると必需品だ。

車がないと何処にも行けないし、何も出来ない。

今乗っている車は、2002年のトヨタ車、走行距離は約30万Km。

もともと車にこだわりはなく、「走ってくれさえばいい」と思っている。

今乗っている車は、夫の空のお下がりだ。

海の愛車は6年前にこの田舎町に引越しをしてくるときに、犬猫シェルターに寄付をした。

もうボロボロだったのだが、何かの役に立てばと思って・・・

とりあえず、どんなにボロボロでも$500(約5万円)くらいにはなるらしい。

アメリカでは車、船、服、靴、鞄、なんでも使わなくなったものを寄付するという良い習慣がある。

 

車でも何でも古くなれば古くなるほど可愛くなってくる。愛着が湧く。

今は毎朝エンジンをかける前に「おはよう。今日も1日よろしくお願いします」と挨拶をしてから走り出すようにしている。

 

半年に1度のオイルチェンジに行った。まずは空の車、次の日に海の車を出す予定だった。

空の車を預け、久しぶりに空が海のトヨタちゃんに乗ったら、「いつもこんな臭いがするの?オイル臭いよ」

かなりオイルが漏れていた。

「この車も一緒に預けちゃおう」

「あ〜。本を持って来ればよかったね」

オイルチェンジだけなら1時間ほどで終わるが、どれくらいかかるか分からない。

 

結局はトヨタちゃんはかなり直さなければいけないようだ。

パーツも変えなくちゃいけないし、全部で$1200(約12万円)くらいの出費になる。

4、5年前もその位のお金をかけてトヨタちゃんを直した。

「次に直さなくちゃならなくなったら、買い替えも考えよう」

その時はもうそろそろ限界だと思っていた。

しかしその時に直してくれたボブおじさんは、

トヨタは最高の車だよ。まだまだ大丈夫。トヨタは50万マイル(約80万Km)は走るよ」

今回も直す選択をしてしまった。やっぱり$1200で買える車なんてない。

ボブおじさんに言われたように、このまま50万マイルまで乗っていけるのか?

 

何を基準に車を買い替えるのか?車の寿命を見極めるのは、本当に難しい。