「夢」が間違いを教えてくれた!?

「夢」は不思議で特別なものだと思うようになったのは最近だ。

毎晩のように夢を見ているような気はするが、起きた瞬間にいつも忘れてしまう。

印象的な夢を見た時、家族や大好きな友達が夢に出てきた時は感情だけは覚えている時もあるが、内容はほぼほぼ忘れている。

最近「夢はテレポートしている自分が体験していること」と信じるようになったら、夢の見方が変わってきた。

そして間違っていることを教えてもらってからは、もっと夢と現実のつながりを感じるようになった。

 

海は右手首と肘にサポーターをして寝ている。

9年前に右手親指の腱を切って2回手術をしたので、冷えると手の動きが悪くなり、その影響で肘や肩に負担がかかる。

懐石レストランで着物を着て給仕をしていたとき、日本からきたお客さんから「あなたは右手に怪我を負っているのですか?」と聞かれた。

何故わかったのか聞くと、その方は鍼灸師の先生で、どこかを庇って右手を動かしているのが動きから感じられたと言った。

海の仕事の休みの日に、その先生が滞在しているホテルに呼ばれて簡単な治療をしてもらった。

年配のご夫婦は小田原で鍼灸院を営んでいる方だった。

アメリカに来た若いお弟子さんの様子を見に来たと言っていた。

その先生から適切なアドバイスとサポーターをいただき、「寝るときはかならず温めてね」と優しい奥様から言われてから、毎晩手首と肘にサポーターをして寝ている。

 

サポーターはだいぶ古くなり、ダブダブになってきたので輪ゴムで止めていたのだが、日本に帰った時に姉からもらった遠赤外線のバンドを見つけた。

足首に巻くと足湯をしているようにポカポカになる、手首に巻いても良いという、マジックテープで止められるバンド。

貰ってきてから1度試したが、特に暖かさを感じられなかったので放りっぱなしになっていた。

それを右手首に2つとも巻いて寝てみたら、朝起きた時に左手よりも右手のほうが温かくポカポカでびっくりした。

それから毎晩そのバンドをして寝ることにした。

数日経ったころから、朝起きると偏頭痛がした。

3週間かかってやっと治った偏頭痛がまたぶり返したのかと最初は思ったが、痛みが首と肩からだったので、寝方の問題かな?とあまり気にしなかった。

その頭痛は体を動かすと消えていったので、軽い寝違いだったのかもしれないと思っていた。

しかしそれから毎朝、首と肩の痛みと偏頭痛が起こった。

普段は枕をしないで寝ているのだが、枕を試したり、寝る体勢に気をつけたりしてみた。

 

その数日後夢をみた。

体をくすぐられて不快なのだが、手が動かずに止めてと言えないという夢。

どうやっても手が動かない。

その瞬間目が覚めて、手首に巻いてあったバンドを1つだけ外した。

なんでかわからないが、その夢からそのバンドをしているから動かないのだと感じたからだ。

1つ外しただけだったが、朝起きた時には首と肩の張りと痛みは今までの半分以下になっていて、偏頭痛は感じなかった。

そして今度はそのバンドをしないで寝てみた。

すると翌朝、まったく首も肩の張りと痛み、そして偏頭痛はなかった。

 

「首と肩の張りと偏頭痛の原因は手首に巻いていた遠赤外線バンドのせいだったよ」

夫の空に言ったら

「どうやってそのバンドのせいだって気が付いたの?」

「夢が教えてくれた」

「・・・・・」

空は夢を見ることは良くないことだと、なんでそう思っていたのかはわからないようだが、しばらくの間信じていた。

そして海が最近「夢はテレポートしている自分らしいよ」とか「夢は幽体離脱している自分で、自分では気がついていないだけらしいよ」とか、訳のわからないことを言っている。

量子力学の世界では、本当にテレポートは出来るということが解明されているらしい。

そうは言っても、まだまだ一般的にはこんなことを言っていると「大丈夫?」と思われそうなので、空にしか言ってこなかった。

実際にはほんとうかどうかはわからない事でも、考えて楽しくなるようなことは信じることにしている。

信じるものは救われる?

信じていなかったら手が動かない夢を見てもなんとも思わず、遠赤外線バントとの結びつきも気が付かなかったと思う。

そしたらしばらくの間、偏頭痛が続いていたのかと思うと・・・・

 

人間は忘れてしまった能力、使っていない脳の働きがかなりあるらしい。

電波などは目には見えないが、確実にあるから電話やコンピューターも使える。

目に見えないものを楽しんで信じていると、もっとすごい能力が出てくるかもしれない!!

楽しくなってきたぞ!!