ずっと名前を間違えて呼んでいた

やっぱり英語は難しい。

今日は一緒に働いているアーロンの誕生日だった。

 職場の畑で、去年の11月から急に誕生日にはカードをプレゼントするということが始まった。

「今日はアーロンの誕生日。カードが机の上に置いてあるから、彼に内緒でみんなに書いてもらうように頼んで」

露地栽培のマネージャーのヘザーから連絡がきた。

ヘザーはアーロンの義理の妹だ。

急に人が辞めることになった時、ヘザーがアーロンを連れてきてくれたのだ。

ヘザーからメッセージが来て、初めて彼の名前を知った。

Aaron

最初は誰のことだかわからなかった。

日本語の発音だとAaronはアーロン。

でもAはエィと発音するので、英語の発音だとエィロンになる。

スペルを書いてもらうとわかるのだが、聞くだけでは名前は難しい。エレンと聞こえたので、今日までずっとエレンと呼んでいた。

「女の子のような名前だな」

と思っていたが、アーロンも返事をしてくれるのでずっと間違えたままだった。

名前を間違えていたなんて、なんて失礼。

明日からはきちんとエィロンと発音して呼ぶように気をつけなくっちゃ!!