アメリカの田舎 ほっこりとする挨拶

海の住んでいるのはアメリ東海岸の農業が盛んな田舎町だ。

5年前まで住んでいたのは、ストレスで病気になりそうだった大都会。

今はほぼストレスフリー。

こんなところに住んでいると、いつも笑顔でいられる。

そしてもっと笑顔になれる瞬間がある。

最近はぜんぜん乗っていないが、天気が良い春先に自転車で1時間ほど近所を走っていた。

すれ違う車は大げさなほどスピードを落とし避けてくれて、みんな手を挙げて挨拶をしてくれる。

歩いている時も一緒だ。

都会では絶対にありえない。

自転車に乗っていたら、「邪魔だ」と言わんばかりに嫌な顔をされる。

手を振って挨拶をするのは知り合いと会った時くらいだ。

ここに引っ越してきた当初は戸惑った。

「えっ?知っている人なんていないはずなのに・・・」

知らない人に手を振って挨拶するなんて思ってもみなかった。

5年経った今では、海から手を挙げることも多くなってきた。

歩いている人、自転車の人に「頑張って」の思いも込めて。

今日は対向車の人が手を挙げてきた。

対向車ではあまりないことなので、手を挙げ返すのが一瞬遅れた。

些細なことだが、こんな挨拶がいつも心をほっこりとさせてくれる。